施術のビフォーアフター

ラブラドールレトリーバー 9ヶ月 

9ヶ月という若い月齢で爪から血が出るほど後ろ足を地面に擦って腰を振って歩きます。関節群の屈伸が明らかにしにくい歩容。
この月齢は骨と筋肉の成長期となるので骨が太くなると同時に筋肉も付いていきますが、歩き方や使い方の癖によっては本来発達するはずの筋肉が成長しにくくなるということも考えられます。

若いから様子を見るというのがいい時もあれば早めに何かをしてあげた方がいい場合もあると思うのですが、筋肉を揉むだけの整体では月齢関係なく揉んで使いやすくしておいて損はないと思います。

フレンチブルドッグ 4歳

フレブルちゃんの体の使い方は他の犬種と比べて少々異なります。シニアになってくると一般的には後ろ足が前に着く様になりがちなのですがフレブルちゃんの場合は反対に後方へと広がっていく場合も多々あります。後方へ広がると胴を支える筋肉や前ももに負担がかかりやすくなります。バランス的に頭も大きいので前足や肩に負担がかかるのは容易に理解できます。その為、首が縮んで全体的に力んだ姿勢に見えます。これは肩甲骨が立ち気味になっているのが理由の一つです。施術後は肩甲骨周辺の筋肉がほぐれて通常の45度ぐらいに寝る様になり前足を前方に着くことができて、さらに頭を上げやすくなったことで首が長くなっています。

 

シニア トイプードル

疾患があり左側に頭が傾いてしまい、でも体は右側に加重してしまう感じで歩く時も肩甲骨の稼働が少なく中々スムーズに歩けません。
頭の重さを前足で支えているため肩甲骨周りの負担を取り、後ろ足は腿の裏側をもみほぐしてお尻の位置を上げることができると少しですが体全体が動かしやすくなったと思います。関節の屈伸ができる様になったのは縮んで固まっていた筋肉が伸ばしやすくなった事、また縮めやすくなった事が理由です。

         ビフォー      アフター

 

肩甲骨の可動域

大型犬の場合、自分自身の体重だけでもコリが発生しやすくなります。
なぜなら。。。重力に耐えて頑張ってるから^ ^
写真のワンちゃんは特にどこかに問題があるというわけではありません。でも、ただ立っているだけ、歩いているだけでも身体を支える為に全身の筋肉が頑張っているのです。
赤い三角形が肩甲骨なのですが、肩甲骨周辺や首、胸の筋肉をほぐしたら前肢をグッと後ろまで動かせるようになっています。
肩甲骨はもちろんのこと、上腕三頭筋と呼ばれる肩甲骨と肘の間にある筋肉がほぐれたことも可動域が広がった要因です。という事は、前に出した時の着地点もしっかりと遠くまで出せるようになっている事間違いなし( ^ω^ )
当然ですが、全身の筋肉は繋がっていますから改善された動きはここだけに限らずです!

 

膝蓋骨脱臼 8か月

元気いっぱいのトイプードルくん★
エネルギッシュなので走り回りたいのは当然です。
獣医さんに生まれつきの膝蓋骨脱臼かも、と診断されたそうで
はしゃぐたびに膝が外れちゃうそうです(T_T)
患部はあまり使わないので筋肉も付きづらく、その患部を庇って頑張っている他の場所はコリが多くなり体の使い方に偏りができます。
お膝に問題があるけど凝っている筋肉は肩甲骨周りと胸のあたりでした。赤色の三角形が肩甲骨なんですが、施術後の方が寝ています。
要するに肩甲骨の可動が良くなり足を前に出しやすくなったようです。
ちなみにワンちゃんには鎖骨がありませんので、肩甲骨を支えているのは胸の筋肉です。なので首から胸にかけての筋肉は凝りやすい部位です。さらによくよく見てみると施術前に背中のカーブがはっきりとしていたのが施術後にはお尻が上がって背中が真っすぐになってますね♪
全体的にキュッと縮んで動かす範囲も狭まっていた筋肉がほぐれてノビノビと動かせるようになりました(*’ω’*)
心なしか笑顔もでてる?^^

股関節形成不全

こちらのゴールデンレトリバーちゃんは、いわゆるモンローウォークと呼ばれるお尻フリフリ歩きをしたり、通常より後ろ脚のパッドがハの字になって地面に着地します。写真左側施術前🅱️では、左側に重心が乗っていて、かなり歪んでいますね。右側に違和感があると思われ、実際に触ってみても右側を庇う為に左側のコリが多め(*_*;
また、右側の股関節が曲げにくいと見られ、股関節を曲げる太ももの筋肉の代わりにスネとふくらはぎがよく頑張っている様でした。筋肉が凝ったままになると写真の様に骨格が歪んでしまいます。この状態を放っておくと背骨は歪んだまま、さらに筋肉が縮んだままになり四肢の可動が正常にできなくなります。
右側の施術後🅰️はオスワリの姿勢が真っすぐきれいになっています(^.^)股関節が曲げにくく、歩きにくいと感じているワンちゃんはそれ以外の筋肉をたくさん使って歩きます。カンガルーの様に少し飛び跳ねる様な歩き方をするのでふくらはぎの筋肉がとても凝りやすくなります。もちろん前肢にも影響が出てきますので定期的に整体で筋肉をほぐしてあげる事で少しでも動かしやすい身体を保つ事ができますよ♪

おすわりの姿勢 

左が施術前、右が施術後。
ものすごく姿勢が良くなったと思いませんか?
そう、間違いなく良くなったんです^^
こちらのワンちゃんはすこ~し股関節に問題があり、疲れてくるとモンローウォークの様になるそうで、後ろ足の動かしにくさを庇う為に前足に負担が掛かっていたと思われます。施術前は前かがみというか頭が重そうというか。。。とにかく下に引っ張られているように見えますよね。実際重力があるので下に引っ張られてるんですが、この姿勢のままにしておくと首から胸のあたりの筋肉はどんどん固くなり動かしにくくなります。その部分をほぐすことで頭を持ち上げやすくなった事例です。頭が引っ張られて胸の筋肉が縮まりバランスを取るために前足のパッドが後ろの方に着地していたのが改善され、本来の姿勢になっています。

ハイシニア 17歳

だんだん歳を重ねると筋力が落ちてくるのは仕方のない事。
でも、筋肉があればそのポテンシャルを活かせるのが整体の良い所です。だんだん動かなくなると、筋肉は固まってしまうばかりです。筋肉の役割、骨格を支え動かす、血流・代謝を促す、を少しでも良くすることが本犬さんにとってもストレスの軽減につながります。
シニアになるとどうしても頭が下がり前側に重心が乗りやすくなります。つんのめりそうな姿勢になるのですが、それを補うために前肢後肢共に体の中心でパッドを着くようになる事が多いです。この姿勢が本犬さんは楽だからこうしているのですが、このままだと動かせる筋肉が動かなくなってしまうかもしれません。
背中や後ろ足、胸から肩甲骨を揉みました。前肢後肢の着地位置が広がったのがわかりますでしょうか?肩甲骨周辺の筋肉も太ももの筋肉も揉みほぐしたので歩くのも楽になったのではと思います。

ハイシニア 16歳

こちらのワンちゃんはシニアではありますがよく動く子です。
走る事も多いのですが、速く歩いたり走ったりするときに右の後ろ足を着かずにケンケンしたようになります。右後ろ足にけがなどがあるかどうかは整体ではわかりませんが動かしにくいから「もう着かない方が早く走れるわ~!」ってな感じなのでしょう(^-^;
この様に、ワンちゃん達は素直に自分の動かしやすい動き方をします。そうすると筋肉に差ができてきます。そして骨格にも影響が出てきて、いわゆる「体の歪み」に繋がってきます。一見何の問題もない子でも重力があるのでなにがしかのコリはできます。犬自身は動かしやすいようにしか動かしませんので、人の様に意識的にストレッチなどもしない分、整体でコリをほぐしたりストレッチしたり人の手を加えて動ける体を維持していきます。元々運動量が多い犬たちにとって、現代の私たち人間との生活環境での運動量は少なめと言えるでしょう。ワンちゃんが持っている筋肉のポテンシャル、パフォーマンスを上げる為に犬の整体がお手伝い出来ます♪

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