自律神経とホルモンバランスとお散歩の関係

ちょ〜っとだけ、朝と夜だけ、過ごしやすくなりましたね。
でも我が家はまだ冷房使ってます。
だって寝苦しいから。。。( ´∀`)
きっと「過ごしやすくなりましたね〜」なんてご挨拶できる期間も少ないんでしょうね。

お散歩が少ししやすくなったのはありがたい話です。

犬にお散歩が必要なのは皆さんよくご存知のこと。
運動という意味では、有酸素運動となるウォーキングによって心肺機能アップ、筋肉量アップあるいは維持、リズム運動によるストレス値の軽減など。
また、匂い嗅ぎをすることによって情報収集や社会化、脳の活性化を促しているそうです。自然のノーズワークですね。

特に朝のお散歩で朝日を浴びることで体内時計がリセットされ「メラトニン」というホルモン分泌が止まり、体が活動状態になります。
メラトニンの分泌が止まってから15〜16時間後に再び分泌が始まると眠気が訪れるという仕組み。
メラトニンがうまく分泌されると睡眠の質も高まりぐっすり眠れて寝起きもスッキリ!となるそうです。いい睡眠が取れていると自律神経もうまく機能します。
当然、適度な運動で代謝を促すことで食事で摂った栄養の吸収も良くなります。
でもお外が怖くてお散歩どころじゃないのよってワンちゃんは無理しないでね♪

自分の意思で動かせるのって四肢や頭ぐらいなんですね〜。
あとは体の恒常性を保つために日夜脳や内臓、自律神経が動いてくれているんですね。

夏の疲れや仕事のストレスなんかで自律神経が乱れる、なんてこともよく聞きますが、これもやはり自分自身でどうにかしようとしてもなかなか難しいトコロ。
普段の生活から気をつけて小さな不調の積み重ねを回避できるといいですよね。

とてもおっとりキャラのペキニーズくん こんな可愛い顔して筋骨隆々です☆

人もそうですが、人よりも自然に近い犬たちは規則正しい生活が健康の要です。
お散歩での有酸素運動+少し息が上がるような遊びや運動をしたり頭を使ったりすることで飼い主さんとの楽しい時間がマシマシになり気持ちも満足〜☆なんですね。

整体は治療ではありませんので怪我や疾患も治せませんし、今回のお話のようにホルモンや自律神経を整えるなど大それたことはできません。もちろん筋肉量を増やすなんていう魔法も使えません。
骨を動かしたりもしませんし、ただただ筋肉を揉むだけです。
コリが強いワンちゃんや、刺激を感じやすい若いワンちゃんなどは揉まれると嫌がる場合も多いです。施術中にまったりする〜なんてかなりのツワモノ^^

筋肉を凝ったままにしておくと骨格に歪みが出てくる、筋肉が縮んだままになるので四肢の可動域が少なくなって本来持っている筋肉の能力を発揮できず怪我につながる、動きたがらなくなることで筋肉量の維持が難しくなる、などが考えられます。もちろん、年齢を重ねると自分で動きたいのに動けないことへのストレスも出てくるかもしれません。

普段の規則正しい生活に加えて整体を取り入れてみてはいかがですか?

#犬の整体 #筋肉維持 #健康寿命 #ノーズワーク

お散歩日和♫

お盆が過ぎてあっという間に9月。きっともうすぐ師走。。。(*_*)
夜になると虫の声が聞こえてくるようになって朝晩のお散歩がだいぶ楽になりました。
とはいえ油断すると昼間は熱中症になってもおかしくないぐらいの湿気と暑さが襲ってきます。
まだまだ気をつけないとですね。

さてさて、今日はお散歩中にご家族が気になる【音】についてです。

犬の整体では若い子もコリはありますよ〜と言いながら、やはり7歳ぐらいからシニアのワンちゃんの施術が多いのが実際のところ。
でも、3〜4歳のわんちゃんで怪我や疾患がないコのご家族が
「お散歩中に爪を擦る音がするんですけど。。。」という声がしばしば聞かれます。

コレに気づくのってすごいと思うし擦っているのは問題なのかな?って疑問を持つのもスゴい!

そうなんですよね。実は爪を擦ってるわんちゃん少なくないんです。
ほんとにたまに、なら問題ないのですが、しょっちゅう擦ってます、ということであれば気にした方がいいかもです。

爪を擦るというのは後ろに足を蹴り出してから前に移動させる時に足先、つま先を曲げる関節、人で言うところの足首ですね、がしっかり曲げられてないという理由が考えられます。

関節炎やナックリングなどの原因がなければ筋肉のコリが原因かもですよ。
本来、縮めるはずのスネの筋肉が硬くなって縮みにくくなっている場合に起こることがあります。

ご家族がちょっと気になることはわんちゃんにとってはまあまあ動かしにくいなーって思ってるかもしれませんね^ ^

犬の整体は筋肉を揉むことで筋反射を利用してコリを緩めていきます。
若いからこそよく動くわんちゃんたち。
縮むことしかできない筋肉の柔軟性を維持してポテンシャルを活かしませんか?
動かしやすい体づくりをお手伝いします♫

#犬の整体 #ドッグスポーツ #筋肉 #筋反射

肩甲骨動いてますか?

犬の整体ではたくさんのワクワクと驚きの発見があります。

筋肉の作用を理解するのにとっても苦労したワタシ(T . T)
確認できる事実を積み重ねてわかった時の嬉しさはなんとも言えません♫

さて、そんな牛歩のワタシですが今回は肩甲骨のお話。


なのに出てきた写真は後ろ足。笑

この柴ちゃんはまだ1歳半。全く体に問題はありません。
とっても元気なので施術中も適度に動きたがります^ ^
そして整体あるあるなんですが、コリが多いせいで
触られると痛いと感じることの多い後ろ足の施術に入るとドリフのオチで
流れる音楽と共に志村けんが逃げ回るぐらい走り回りました( ^ω^ )

ですので後ろ足も揉んだけど実際にしっかり揉めたのは前足に関わる筋肉です。
当然、前足は動かしやすくなったというのが見られました。
それと同時にほどんど揉めなかった後ろ足も動かしやすくなっています。

1枚目の写真では後ろ足の歩幅が広がっているのがわかります。
2枚目の反対側から見た写真では股関節と膝が曲げやすくなっているのが
見られますね。

実は動画で見るとゴキゲンにお尻を上下させて歩いているのが確認
できるのですが、お尻が上下するのは関節を曲げにくいという場合に起こります。

例えば股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などが考えられますし、このような疾患と付き合っているワンちゃんにこそ整体受けてほしいのですが、
もしなんの疾患もないのなら筋肉のコリが原因で動かしにくくなっているかもしれません。
太ももの裏側が凝っていて前に出しにくくなっていた。
膝の裏側も縮んで伸ばしにくくなり跳ねるように動かしていた。
などの理由が考えられます。

じゃあなんで肩甲骨なのか?というと


上図の赤線が約45度 青線が40度ぐらいでしょうか?
肩甲骨周辺の筋肉が固まって動かしにくくなると少しずつ角度が鋭角になってきて前足のパッドの位置が後ろへつく様になります。
それに伴い後ろ足もバランスを取ろうとして少し前にパッドを着けます。
するとすこ〜しお尻も引っ張られて下がるのですが、お尻が下がると後ろ足の蹴り出しもしにくくなってくるのです。

股関節と膝が連動しているのと同様、肩甲骨と骨盤も連動します。

何度も言いますがこちらの柴ちゃんは元気いっぱいでなんの問題もありません。
まだまだ若いですしね!
若いから整体いらないんじゃない?と考えちゃいますが
この小さな「動かしにくい」「歩幅が狭くなる」
「後ろ足の蹴り出しのポテンシャルが出しきれてない」ということが
なければ、若くて筋肉を増やせる時期にコリをほぐしておけば
さらに効率的に筋肉増量、維持ができるのではないでしょうか♫
ちなみに整体したからって筋肉は増えません(T . T)

普段の動きの中で、ツンのめるとかプレイバウのポーズが取りにくそうとか
小さなことでも筋肉を柔軟にしてみるとスムーズに動かしやすくなりますよ〜
今までできなかったトリックがスムーズにできたりなんかして
ワクワクと驚きが押し寄せるかも?!

若いワンちゃんでドッグスポーツをしている子は飼い主さんがメンテナンスできると尚よし!【愛犬専属整体師講座で日頃からワンちゃんの体、ほぐしてあげませんか?

夏本番!水辺が気持ちイイ季節です(๑>◡<๑)

そろそろ戻り梅雨も終わりでしょうか。
私たち人間も雨の日の湿気や猛暑、いや酷暑を体がうまく調節できなくて体調を崩しやすい季節ですよね。

体調を整えるためには【睡眠】【食事】【運動】のバランスを心がけること。
そんなことはわかってます!
でもこの暑さではわんちゃんたちも普段より活動量が必然的に減ってしまいますよね。毎日は難しくてもたまのお出かけに選ぶ場所は川や海など水辺になるのではないでしょうか?真夏に毛皮を着ているわんちゃんたちには最適です。

泳ぐのが大好きなわんちゃんも多いと思いますが、水遊びは意外と体を冷やしますし、いつもよりお水を飲んでしまうので楽しくても適度な休憩と終わりどきはご家族が見てあげてくださいね♫

さて、わんちゃんが泳ぐ時に水面近くを犬掻きします。犬掻きの動きは前足を前に出して後ろへ水を掻くという動きなのですが、腕がメインで動いているわけではありません。実は肩甲骨が前後に少し回転しながら動いて、肩から先の腕の動きを生み出しています。
肩甲骨の柔軟性があってこその犬掻き!と言っても過言ではありません^ ^

プールでのエクササイズもそうですが、筋肉が凝り固まって動かしにくいまま水中に入るとホントは上手に泳げる子でも溺れているような感じになってしまうことも。

犬は前足に体重の7割(8割とも言われていますが)体重が乗っているので肩甲骨をはじめとする前足に関わる部位、肩や首、胸などは立っているだけでかなり使っています。縮んで固まったままの足を動かすのは中々大変(T . T)
当然、腱や靭帯も動かしづらいはず。
水遊びやプールエクササイズの前にコリをほぐしておくことをオススメします♫
前足が凝っているお話をしましたが、前足に関わる筋肉をほぐすと自然と後ろ足も動かしやすくなったりもします。

でもくれぐれも嫌がるわんちゃんをむりやりお水に入れないでね^ ^

夏を楽しみましょう!

クネっとしちゃう座り方

おすわりをする時、または寝る時や伏せをする時にいつもいつも同じ方向に足を投げ出してしまう子がいます。
ちょっとコミカルで可愛らしいのですがこの状態が続くとやはり骨格に歪みが出てくる可能性があります。

こちらのワンちゃんは右の後ろ足をいつも投げ出してしまいます。
ちゃんとワンちゃんなりに理由があって、膝の脱臼で違和感があり曲げたくないのです。

こういう事例以外にも膝や股関節に疾患を抱えてるわけではないのにいつも横座りになってしまう子もいます。例えば右側のどこかの筋肉が凝っていて柔軟性がなく曲げにくくなってしまっていることも考えられるでしょう。

黄色でマークしてある方の辺りの線は肩甲骨を表しています。
分かりやすくするために少し極端に左右の高さを変えていますが、背骨が歪んでいるとこのように肩甲骨の位置も変わってきます。

肩甲骨の位置が変わってしまいこの状態で筋肉が固まると歩く時にも前脚の可動域が制限される可能性が出てきます。
曲げたくない理由は様々で座り方は変えられないかもしれませんが、放って置かずに肩甲骨の筋肉を揉み解すことで歩きやすい体を維持できます。

肩甲骨の可動域、意外と後ろ足にも影響あるんですよ♪